ハピラフ
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2021/05/02
メディテ編集部
メディテ編集部
花粉症と風邪の違いとは?見極め方と治療法をわかりやすく解説!

「これって花粉症?それとも風邪なの?」花粉症(アレルギー性鼻炎)と風邪(かぜ)の症状は共通する部分が多く、自分でも迷ってしまうことがありますよね。 

花粉症も風邪も症状はとてもよく似ていますが、 治療方法は変わってきますので正しく見極めることが大切です。 そこで今回は、花粉症と風邪を正しく見極めるための方法と、それぞれの治療法について解説していきます。

 

風邪と花粉症の違いを見極めるには?

花粉症と風邪の症状は かなり似ていますが、 よく観察すればそれぞれの症状に特徴を見つけることができます。 

くしゃみや鼻水の状態、目のかゆみや発熱があるかどうかなど、見極めるポイントがいくつかあります。 まずは花粉症と風邪、それぞれの症状について順に説明します。

花粉症の症状は?

花粉症は 空気中に飛散している花粉が、鼻や目に入ることによって症状が起こります。

特徴としてはくしゃみが連続で起こり止まらない、 目が充血する、目がかゆい、涙が止まらないなどの症状に悩まされます。特に鼻水が透明で 水のようにさらっとした状態になっているのが特徴です。 

家にいるときは症状がないのに、外出した途端にくしゃみが連発して止まらなくなったら、花粉症かもしれないですね。その他にも喉のイガイガ感や 咳(咽頭異常)が出ることもあります。 また、ごく稀ではありますが発熱(微熱) することもあります。

また、花粉症の症状は1日の時間帯によっても変わってきます。 症状が強くなるのは朝と、花粉の飛散量が最も多くなる昼と夕方です。

これらの諸症状が花粉の飛散時期とリンクして起こり、2週間以上続くような場合は、 花粉症の可能性が大きいと言えるでしょう。

風邪の症状は?

風邪の症状は花粉症とは似ていますが、症状の出方や条件がだいぶ異なります。 例えば風邪でくしゃみが出る場合は冷たい空気を吸い込んだ時などで、数回出るだけで連続して出るということはほとんどありません。

特徴的なのは鼻水の状態で、見た目が黄色っぽく粘り気があります。 花粉症の鼻水とは対照的なのでわかりやすいですね。鼻をかんだ時にちょっと状態をチェックしてみるといいでしょう。 

そしてこれらの症状は 、時間に関係なく1日中同じ程度の症状が続きます。また咳や痰が出たり、喉が腫れて赤くなったり、高熱が出て悪寒が走ったり と全身症状に悩まされることもあります。

ただし、これらの症状が続くのは普通 2~3日間です。花粉のように数週間に及ぶことはありません。 

花粉が活発に飛散する時期を知ることが大切!

花粉症は空気中に飛散している花粉によって起こるアレルギー反応です。そして症状が出るのは花粉が飛散している時期に限られます。

花粉の飛散状況はその年により、また日々によっても変わってきます。花粉飛散量の特に多い日は、花粉症の人にとって目も当てられない状況になってしまいます。

花粉症の1番の要因とされるスギ花粉の飛散は、2月~4月にかけてがピークになります。

この時期はテレビやネットで天気予報の花粉飛散予測情報をこまめにチェックして、不要な外出は避けたり、マスクは必ずつけるなどしっかりと対応するとよいでしょう。環境省花粉観測システム(はなこさん)は、花粉シーズンを通して1時間ごとの各地の花粉飛散情報がリアルタイムで見ることができるのでとても便利です。

▶︎花粉飛散情報を知りたい時は下記のサイトから
環境省花粉観測システム(はなこさん)

合わない治療法では症状は改善しない!

ここまでの記述で、花粉症と風邪の症状がよく似ていることが理解できたと思います。しかし、 鼻水やくしゃみなど似たような症状でも、病気が異なれば治療法も異なってきます。

会わない治療法では症状は改善しません。 花粉症と風邪、それぞれに適したお薬や治療を受けることが大切なんですね。

花粉症の治療方法は?

花粉症対策で最も大切なことは、花粉症のアレルギーを引き起こす花粉を体内に取り込まないことです。

しかし、花粉シーズンとなる約2ヶ月間にわたって、花粉を寄せ付けないように生活することはかなり難しいですよね。外出時のマスクは必須ですが、目のかゆみの酷い人は花粉症専用のメガネなどでガードすることも必要です。また外出した場合は、家の中に花粉をできるだけ持ち込まないようにしていきましょう。

症状が酷ければ日常のパフォーマンスに大きく影響します。辛い症状は我慢しないで病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

まずは薬で症状を抑える!

花粉症の治療で一般的なのはお薬を使うことです。花粉症の抗アレルギー薬としては内服薬、点鼻薬、点眼薬など症状に合わせて組み合わせて処方されます。 

筆者も毎年、花粉のシーズンになると主治医から抗アレルギーの内服薬を頂いています。

症状のタイプや重症度に応じて、医師の薬の処方が変わってきますので、病院にかかる場合は自分の症状や重症度を的確に伝えることが大切です。

また、お薬によっては眠気が強く生じる場合もありますので、注意することが必要です。筆者も最初の頃は、ものすごい眠気に襲われて苦労した経験があります。

最近では、「眠くならない薬でお願いします」と必ず伝えるようになりました。ドラッグストアで購入する場合でも、 薬剤師さんに正確に症状や希望を伝えて薬を選んでもらうようにしましょう。

根治が期待できるアレルゲン免疫療法 

アレルゲン免疫療法とは、花粉症の原因となる物質アレルゲン(抗原)を少しずつ体内に取り入れて、徐々にアレルゲンに慣らしていって抗体を作っていきます。

具体的にはアレルゲンが配合されている治療薬を、舌下に含んでしばらくしてから飲み込みます。これを毎日繰り返して少しずつ免疫を作っていく免疫療法です。

舌下免疫療法は2014年から開始されましたが、 それ以前は 皮下に注射する皮下免疫療法が主流でした。 しかし舌下免疫療法の方が簡単で続けることが楽にできるので、結果として治療効果が上がりました。

体に免疫を作る治療ですので根治することも期待できます。その反面で治療期間が3~5年と長期間飲み続けなければなりません。 この治療法は80% の方に効果があると言われていますが、治療期間が長期間に及ぶので20%の人に効果がないというのは少し懸念材料ではあります。 

手術による治療

鼻づまりが酷いなど、特に症状が辛い人には手術をする場合があります。以下に花粉症の代表的な手術と言われている2つの手術を紹介します。

1)下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術

半導体レーザーで鼻の粘膜の表面を焼いて、アレルギーの反応を抑える手術です。手術を受けた人の8割以上は症状を改善します。また、手術中の危険や術後の後遺症後遺症もなく、出血も痛みもほとんど見られないので日帰り手術でも安心して受けることができます。

2) 後鼻神経切除術

アレルギーの発症と関係のある神経を切断する手術です。レーザー手術で思ったような効果が得られなかった場合でも、十分に期待できる手術です。この手術によって9割以上の方に効果が見られ、 また3年以上の効果持続が期待できると言われています。 

風邪の治療方法は?

風邪の原因のほとんどはウイルスによるものです。 そしてウイルス性の風邪には抗生物質は効果がありません。 まれに細菌感染が疑われる場合のみに抗生剤は必要になります。

以前は風邪の治療に抗生物質が処方されることもありましたが、ほとんどの風邪は抗生物質では治癒できないということです。

風邪の場合の多くは自分の免疫力で自然と治っていくものです。お薬を飲むのはつらい症状を和らげるためで、基本的には睡眠や食事、水分を十分にとって体力の回復を助けてあげましょう。 

風邪の症状がつらい場合に飲む薬

鼻水が出る抗ヒスタミン薬
咳が出る咳止め薬
喉が腫れたうがい薬
発熱した解熱薬
頭痛や関節痛がある鎮痛薬

花粉症と風邪を見分けるポイントはこれ!

最後に花粉症と風邪を見分けるポイントを表にしてまとめましたので参考にしていただくと嬉しいです。皆さん、健康に気をつけて楽しい毎日を送っていきましょう。

 花粉症  風邪
鼻水の外観透明で水のようにサラサラしている見た目が黄色っぽく、粘り気がある
くしゃみの出る状況アレルギーの原因となる花粉やハウスダストなどが鼻に入った時点で、連続して出る。冷たい空気を吸い込んでしまった時などに数回出る
症状が重くなる時間帯朝方と、花粉が多く飛散する昼頃と夕方1日中を通じて同じ程度の症状 
症状が出る期間花粉の飛散時期で2週間以上数日程度
くしゃみ鼻水鼻づまり以外の症状 目のかゆみ咳や喉のイガイガ頭痛や倦怠感喉の痛み咳や痰、悪寒や発熱 

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