皆さんはスピード離婚という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?スピード離婚は結婚してから1年や2年という短い期間で離婚してしまうことを言います。
結婚を経験したことがない人からすれば「なぜ結婚したのにそんなに早く別れてしまうんだろう。」と思う人もいるかもしれませんが、スピード離婚は特段珍しいことではありません。
今回はそんなスピード離婚について、スピード離婚に至ってしまうわけや結婚してからスピード離婚しないための方法について紹介します。
結婚について考えている人や結婚したもののパートナーとうまくいっていない人は参考にしてみてください。
目次
スピード離婚ってどのくらい??
明確に決まってはいませんが、一般的にスピード離婚は結婚してから1年から2年ほどで離婚してしまうことを指します。また、結婚してから3年未満での離婚はおよそ全体の20%程度と、自分にも起こる可能性は十分にあり得ます。
結婚をするのだからできれば離婚という選択肢は取らずにパートナーと長く仲良く生活していきたいはず…
それではなぜスピード離婚に至ってしまうのでしょうか?
スピード離婚になってしまう理由
スピード離婚になってしまう主な理由として5つが挙げられます。
1、先を考えずに結婚してしまった
2、理想とのギャップに耐えられなくなった
3、相手の不倫が発覚した
4、相手が借金をしていた
5、できちゃった婚で結婚した
それぞれ詳しく見ていきましょう。
先を考えずに結婚してしまった
スピード離婚で多いのが先を考えずに結婚してしまったことが挙げられます。結婚は人生の中でもターニングポイントです。これからの人生をともに過ごしていく相手と契約を結ぶことになります。
そんな大切な選択ですが、きちんと細部まで相手と考えられていないと早々に結婚生活が破綻してしまうケースが多くあります。
広く表現するなら「価値観の違い」です。衣食住や仕事、子供についてなど個人が持っている価値観が100%合致するということはあり得ないでしょう。二人で話し合って価値観のずれや問題を解決してしていかなければなりません。
スピード離婚をしてしまう夫婦の多くは、このお互いすり合わせがうまく出来ず、考え方を共有できないのです。そして、気づいた頃には二人の結婚生活は破綻して、離婚という決断に至ってしまうのです。
理想とのギャップに耐えられなくなった
結婚生活が始まるまでは、結婚式や披露宴、新婚旅行などたくさんのイベントがあります。しかし、実際に結婚すると家事に育児に、ご近所付き合いなど、現実が待ち受けています。
たくさんの辛いこともありますが、それでもパートナーと一生添い遂げたいという気持ちで相手を選ばなければ、幸せな結婚生活が続くことはないでしょう。
スピード離婚してしまうことがないように「本当にこの人と結婚しても良いのか」ということを慎重に考えることが大切です。
相手の不倫が発覚した
実は結婚した相手が他の相手とまだ関係を持っていたというケースは少なくありません。もしくは、結婚したものの思っていた結婚生活と違ったという理由で浮気に走ってしまったということもあります。
どちらにせよ不倫された側の気持ちは収まることはありませんし、破局してしまう可能性が高いです。
相手が借金していた
結婚する前に「借金ある?」なんて聞きづらいですよね。しかし、相手が多額の借金を抱えていた場合、結婚したことで借金地獄に道連れにされてしまいます。
それだけでなく借金を持っているという大事なことを秘密にしていたパートナーを信用することは難しいのではないでしょうか?今後結婚生活を続けていく大きな溝となって、スピード離婚になってしまいます。
できちゃった婚で結婚した
妊娠したことで結婚に踏み切る結婚いわゆる「できちゃった婚」はスピード離婚する夫婦に多いケースです。できちゃった婚の問題は、二人が準備をせずに結婚することになってしまったということです。
お互いのことをきちんと理解しないこともあり、いざ結婚をしてから二人での生活をスタートするとギャップを強く感じてしまうことが多いです。
それだけでなく新婚生活を始めた直後から育児に追われてしまうことになり、結婚式や新婚旅行など華やかなイベントを行うことができないことがあります。
感情のままに行動することですぐに後悔して、別れを選ぶ夫婦が多いのが現状です。
スピード離婚しないためには?
スピード離婚しないためにはどうすれば良いでしょうか?結婚する前にも結婚してからも気をつけなければならないことがあります。
結婚をする前からコミュニケーションをきちんと取る
まず大切なことは相手ときちんとコミュニケーションを取るということです。スピード離婚しないためには結婚前にお互いについてきちんと知っておく必要がありますし、結婚した後もお互いの思いを伝える必要があります。
結婚してから二人は一つ屋根の下で長い時間を過ごすことになります。そこでは、楽しいこともありますが、食い違うこともたくさんあるでしょう。
食い違いが生じたときにはお互いできちんと話し合いをして問題を解決することが大切です。たまには喧嘩になることもあるかもしれませんが、喧嘩をしてから仲直りをするまでの”正しい喧嘩の仕方”を知りましょう。
自分の考えばかりを主張しない
自分の考えを持つことはとても大切なことですし、相手の意見に全て流されてはいけません。
しかし、自分の考えが全て正しいと思うことはやめましょう。自分とパートナーは育ってきた環境が全く違います。
相手の考えをきちんと聞いて尊重した上で二人でどうするのかを決断することが大切です。また、そうは考えていないつもりでも、気づかないうちに相手に強要している可能性もあるので自分のパートナーへの接し方を振り返ってみましょう。
将来像を明確にもつ
夫婦になるということは単に好きだからという気持ちだけで結婚するのではないはずです。この先長い年月を二人でともに歩んでいかなけばなりません。
具体的に結婚してからどんな家庭を築いていきたいのか?どこに住んで子どもは何人くらい欲しいのか? など、これからの将来像をお互いが同じイメージを持つことが必要です。
スピード離婚しないために慎重な判断をしよう
今回はスピード離婚の原因とスピード離婚を避けるための方法について紹介しました。スピード離婚の原因はそれぞれですが、「コミュニケーション」を取れていないケースが多いです。
結婚前には、結婚してからの将来像をしっかりと話し合って「本当にこの人で良いのか?」ということを慎重に考えましょう。
結婚後は、二人が円満に生活を送るためにはコミュニケーションをとって不満をその都度解消していきましょう。