ハピラフ
MAGAZINE
2021/06/10
メディテ編集部
メディテ編集部
熟年離婚とは?離婚となる原因や具体的な手続きの方法をご紹介

熟年離婚とはなにか

長年夫婦として連れ添ってきた中で、離婚することを熟年離婚と呼ぶようになりました。長年ということからも、結婚年数に明確な定義はありません。統計的に年々離婚件数が減少していく中、熟年離婚は増加しつつあることがわかっています。

熟年離婚の特徴や原因

熟年離婚が増加する中、さまざまな調査も進んでいます。熟年離婚の原因として、長年蓄積した不満が爆発したケースが多いのです。

この背景には、男性側から見たときにコミュニケーション不足があげられています。その反面、女性側から見るとさほど大きな原因にあげていません。それよりも、長年家庭に拘束されたことで、自由に友人が作れないといった理由をあげるケースが多くみられます。

男女ともに家庭も夫婦関係も大事だと考えていますが、とらえ方に違いがあるのがわかります。男性側は夫婦としての関係を重視する一方、女性は友達も含め夫婦生活を大きくとらえているに違いが出るのです。

これまで日本は男性が外で働き、女性は家庭を守るといった流れがありました。外に出ている男性はさまざまな人とのコミュニケーションを取れる環境にあるのです。

一方で女性は家庭に拘束されやすく、対外的な不満が出やすい関係があるといえます。この中ですれ違いが起こり、熟年離婚に至ってしまうケースが増えているのです。

熟年離婚で準備するべきこと

熟年離婚ともなれば、これまでの時間で築き上げたことがあり、簡単に解消できない部分が出てきます。あとから後悔しないためにも、準備が重要です。

離婚後の財産分与

離婚後に現在ある財産を分配しなければいけません。基本となるのは婚姻期間中に作り上げた財産であり、夫婦の協力なく得た贈与や遺産は除きます。

この条件で気を付けなければいけないのは、別居中に作り上げた財産は対象になりにくい点でしょう。熟年離婚の場合には、長期にわたって不仲が続いている場合があります。それぞれが別の生活で作り上げた財産と考えられるため、別居が長く続いていると遺産分割できない可能性が高いのです。

夫婦生活が長期にわたっている場合には、かなりの資産が形成されている場合もあります。スムーズに進めるためにも事前に調べて把握しておくことも必要です。

専業主婦なら年金分割の制度も

婚姻期間中の配偶者の年金納付実績に対して、最大半分を分割できます。これがポイントで受給金額の分割ではありません。つまり、分割納付した形で算定します。共働きでも合算し分割できるため、収入が低かったときにも有効です。

年金分割には、合意分割と3号分割があります。合意分割はその名前の通り、お互いで協議して決める方法です。3号分割は、第2号被保険者に扶養されていることが条件で第3号被保険者と呼びます。

サラリーマンなどが第2号被保険者に該当しますが、相手の同意がなくても分割できる方法です。ただし、2008年4月1日以降に結婚した人が対象となります。年金分割を活用するときには、離婚日の翌日から2年以内が請求期限です。

慰謝料の請求について検討する

相手に不貞行為が認められる場合、精神的な苦痛に対して慰謝料が請求できる可能性があります。ただし、具体的な証拠を提示しなければいけないため、事前に証拠を集めておかなければいけません。

子どもとの関係を確認する

熟年離婚の場合、子どもは成長して成人している可能性も出てきます。成人していれば、親権は影響しません。成人していない場合には、どちらが親権をとるのか、その際の養育費の取り決めも必要になります。

スムーズに解決するための熟年離婚の流れと手続きの理解

熟年離婚をスムーズに進めるためには、流れを理解しておくことが大切です。もしも、話し合いで済まなかった場合も理解しておく必要があるからです。

基本は協議離婚

熟年離婚でも、基本となるのが話し合いであるのは間違いありません。これを一般的に協議離婚と呼びます。離婚となれば裁判と思うかもしれませんが、大半は協議離婚です。その数は9割にも及ぶとされており、ほとんどは話し合いで決着をつけます。

大事なことは、冷静に話をする点です。熟年離婚となると、相手の話や希望も聞きながら、冷静に話をするのは容易なことではありません。

いろいろなことが積み重なっているケースが多いため、どうしても話を聞ける姿勢が取れないケースも出てきます。こうした場合には、弁護士などの専門家を入れて話し合いをしたほうがいいでしょう。特に具体的な書面の作成には、専門家の知識が大切です。

裁判の前段階にあたる離婚調停

協議離婚を目指しても、簡単に合意できるわけではありません。そこで裁判にする前に、離婚調停という形が用意されています。調停で決着がつくことが望ましいのであり、裁判に持ち込むのがいいわけではありません。解決にまで時間も掛かることから、必ず調停を経ていかなければいけないとされているのです。

協議離婚との大きな違いは、裁判所の調停員関与があるところでしょう。間に人が入る分だけ、冷静に話し合いがしやすくなります。熟年離婚という点で見ると、調停で成立するケースが多いのも、冷静になりやすい状態であると考えられているのです。

ただし、すべて調停でまとまるわけではありません。ここで話し合いに決着がつかず解決できないときには、離婚訴訟を起こし裁判となります。

最終手段になる離婚訴訟

離婚訴訟は熟年離婚の最終手段です。裁判所の判決によって、離婚を認めさせる方法になるからです。そのため、離婚しなければいけない、離婚したい理由が明確である必要があります。一緒にいたくないから離婚したいでは、裁判所は認めません。

裁判となれば、法律の知識が必要です。離婚したいからという意志だけでは対応ができません。書面の作成だけではなく、裁判所とのやり取りとしても、知識がなければ対応が難しいでしょう。

重要なポイントは、離婚訴訟となれば、弁護士に相談することです。もちろん、事前に解決をめざし弁護士に相談しておくとスムーズに進められます。主張と立証のためにも時間が掛かるため、ある程度余裕を持って行動するのが大切です。

熟年離婚という解決方法

長年問題を抱え生活を続けていくのは、苦痛が伴うことは確かです。いったん線を引き、リセットして新しい生活を送りたいと考えるのも自然な流れかもしれません。

しかし、熟年離婚は簡単に割り切れないことも出てきます。内容によっては専門的な知識が必要な面もあるでしょう。

事前に準備を重ねる必要もあるため、知識が伴わない場合やできるだけスムーズに進めたいときには、専門家に依頼しておくことも大切です。費用は掛かりますが、それだけの結果に結び付けられます。適切な解決方法も見つけ出すため、早めに相談して進めるのが現代的な方法ともいえるでしょう。

Related Articles

ライフスタイル

お米の天敵コクゾウムシの生態とは?予防方法や対策について紹介!

米びつを開けたら黒っぽい虫がいたらはコクゾウムシかもしれません。 コクゾウムシはお米や米びつに発生する厄介な害虫です。今回はコクゾウムシの生態や駆除の方法について紹介していきます。 目次コクゾウムシの …

ライフスタイル

花粉症でのどは痛くなる!? 風邪との違いや確認方法をご紹介

花粉症は日本人の国民病とも呼ばれるようになり、多くの人が悩みとして抱えるようになりました。地域差はありますが毎年2月頃から5月にかけてスギ花粉とヒノキ花粉が飛散するため、多くの人が花粉症に悩まされてい …

借金返済

ライフスタイル 債務整理

借金は減らせる?気になる借金の減額方法やデメリットを徹底解説!

あなたが現在抱えている借金を減額できると言われたら、誰しも減額したいと考えるはずですよね! 借金には合法的に減額する方法があり、それらを利用することで早くの完済が期待できます。 そこで今回は、借金を減 …

ライフスタイル

シロアリ駆除に最適?ダスキンのシロアリ駆除の費用と評判を解説

シロアリの被害は放置すれば 、大切な家がボロボロになるだけでなく、大規模な修繕や改築が必要になってしまいます。シロアリの調査や駆除を希望される方は、早めにシロアリ駆除の専門業者に依頼したほうがよいでし …

ライフスタイル

ヒメマルカツオブシムシとは?発生原因や対策方法について紹介!

ヒメマルカツオブシムシという害虫をご存知でしょうか?長くて言いづらい名前のヒメマルカツオブシムシは私たちの大切な洋服を食べてしまう厄介な害虫です。 今回はヒメマルカツオブシムシについてと発生原因や対策 …

© 2021 ハピラフマガジン Powered by AFFINGER5