カマドウマを駆除するには?効果的な対策と発生を防ぐ予防策を紹介

カマドウマ」はバッタの仲間に属している昆虫で、生息地は日本全国に広がっています。 昔の住居にあったカマドによく出現して、その背中が馬の背のように大きく丸まっているので、「カマドウマ」と命名されました。 

カマドウマは 毒はなく人を噛んだりしないので害虫には入りませんが、体調も大きく跳躍力もあり見た目も気持ち悪いので 、家の中への侵入を防ぎたいものです。今回は「不快害虫に」に分類されるカマドウマの効果的な対策や駆除方法について解説します。

目次

「カマドウマ」ってどんな虫?

カマドウマの見た目はバッタやコオロギに似ていますが、 羽が全くないので飛ぶことができません。日本では昔から馴染みのある昆虫で、 昔の住居に隣接していた外便所でよく見かけるので別名「便所コオロギ」とも呼ばれています。 

カマドウマの生態・生息場所は?

カマドウマは、夜行性で雑食の昆虫で暗く湿ったところに生息しています。体長はオスで18.5 ~ 21.5mm、メスで12.0 ~23.0mmほどで、カマドウマ科の昆虫は日本全国で14種ほどの生息が確認されています。

長くて力強く発達した後ろ足で大きくジャンプして移動するのが特徴です。長い触覚は視覚や聴覚の働きをして、夜に徘徊して小さな昆虫の死骸や 野菜、果物や樹液などを食べています。 

また、人間の出した残飯も好物なので、住宅の周辺や室内のキッチン周りにも出没します。特に家屋の周辺や床下に生息して、 夜になると屋内に侵入するケースがあるので注意しましょう。

別名は「便所コオロギ」どんな環境を好むのか? 

カマドウマは基本的に湿気の高い場所に棲んでいます。家の中ではキッチン周りや風呂場、物置、地下室に潜んでいることがあります。カマドウマは水回りに卵を産むので要注意です。

また古い家屋の場合は、押入れ等の収納スペースが湿気のある暗い環境になっているので、好んで生息することが考えられます。

カマドウマは餌として残飯や小さな虫を好むので、 キッチン周りの掃除や食べ残しを残さないことが大切です。

カマドウマは別名「便所コオロギ」と言われるように、水洗式でない昔のトイレによく見かけました。 しかし、近年水洗式のトイレが一般化されるとほとんど姿を見かけなくなりました。 

カマドウマは害虫ではない?

カマドウマはムカデのように毒があるわけでもなく、特別人間に危害を加える「害虫」ではありません。ただサイズも大きく、高くジャンプして移動する時にコントロールが定まらないので、どこに飛んでくるか分かりません。

 室内で発見した時に自分に向かってジャンプしてきたらびっくりしますよね。 また見た目に不快感を感じる人も多いので、ナメクジのような「不快害虫」の仲間に入っています。

ただし、ごく稀にですが古い書物や屏風などの和紙を食害するケースがあります。 つまり、一般家庭では害虫とはなりませんが、博物館や資料館などにとっては「文化財の害虫」と言えるでしょう。

大きくて見た目も気持ち悪いカマドウマ

引用元:カマドウマ-Wikipedia

カマドウマは大型な昆虫で全体的に茶色く、不気味な縞模様のグラデーションがあるので見た目を不快に感じる人が多いです。視覚や聴覚を補うための触覚が非常に発達していて、体調の3倍と言われるほど大きく伸びています。

この大きく長い触覚の影響で、カマドウマは実際よりも大型に見えます。メスの場合は、腹部の後ろに長く伸びた卵管をもっているためにさらに大きく見えるのが印象的です。

 カマドウマは バッタの仲間で後ろ足が極度に発達しているのも特徴で、体長が異常に大きく見える要因の1つにもなっています。このように見た目が気持ち悪いと感じる人が多いので、忌み嫌われる「不快害虫」の仲間に入っています。 

室内でカマドウマを見つけた時の対策は?

もし、カマドウマが室内に侵入していたらどう対処すればよいのでしょう。ここではその具体的な対策について解説します。

室内への侵入経路はいったいどこなの?

カマドウマは湿気を好むので侵入経路で一番気をつけたいのが水回りです。例えば換気扇や通気口、 床と排水ホースとの間のちょっとした隙間など が一番注意したいポイントです。

その他に湿度の高くなっている床下に棲みついたカマドウマが、壁や床の隙間から這い上がって部屋に侵入してくることがあります。台所などの水回り以外でカマドウマを発見したら、壁や床に進入口となる隙間が存在する可能性があるので十分にチェックしましょう。

カマドウマの侵入経路と対策をまとめると以下の表になります。 

カマドウマの侵入経路

  場所         侵入経路
水回り換気扇や通気口
水回り床と排水溝のホースとのちょっとした隙間
その他壁や床の進入口となる隙間

いずれにしてもカマドウマの侵入口や通り道となる隙間を見つけたら、その隙間を塞ぐことでカマドウマの侵入を防ぐことができます。

部屋で見つけたら捕獲して逃がそう!

室内でカマドウマを見つけたら捕まえて外に逃がしましょう。 カマドウマは毒を持っていないので、特に嫌悪感を感じない方は素手で捕まえて外に出しても問題ありません。

どうしても気持ち悪いと思う方は手袋を使用するか、 長い虫取り網などを使用して捕獲しましょう。 また、どうしても自分で捕まえることができないという方は近くにいる家族や友人がいた場合は、頼んで捕獲してもらいましょう。 

捕獲できたら戻って来られないように出来るだけ遠くで放すようにしてください。

一時的な撃退法としては殺虫剤が効果あり!

一般的に害虫を駆除する場合は殺虫剤を使用しますが、カマドウマは大型の昆虫なのでとても生命力が強く、一時的に弱らせるくらいの効果しかありません。

また、カマドウマは習性として大きく高くジャンプして逃げるので、殺虫スプレーや冷凍スプレーを吹きかけようとしても命中が定まらないこともあります。そんな時は窓を開けてカマドウマを外に追い出すようにしましょう。 

床下に繁殖したカマドウマを駆除する場合は、バルサンなどを 利用するのもおすすめです。しかし人体への影響もあるので子供やペットがいる場合は十分注意して対処しましょう。 

カマドウマを徹底的に駆除する方法は?

室内でカマドウマが見つかるのは、屋内の環境でカマドウマに適した場所があるからです。捕獲して逃したり殺虫剤を使用しても、カマドウマに適した環境がある限り抜本的な解決には至りません。

ここではカマドウマを徹底的に駆除する方法について具体的に解説していきましょう。 

つねに清潔にする!

雑食性のカマドウマは残飯や小さな昆虫だけでなく、排水溝の中の汚れなども餌にして食べます。つまり、不潔な環境はカマドウマに付け入る隙を与えることになるのです。

特に水回りの環境は、掃除を行き届かせて常に清潔にしておくことが大切ですね。 また庭や玄関に落ちている小さな虫の残骸や枯葉なども、カマドウマを引き寄せ家に侵入させるきっかけとなるので、 玄関や家の周りなども怠りなく掃除しておきましょう。

とにかく室内や家の周辺などを、 綺麗で湿度の低い環境にすることが抜本的な解決策となるのです。 

湿気を防ぐようにする!

カマドウマは湿気のあるところを好みます。 除湿機や除湿剤を使用したりこまめに換気したて湿度を低くコントロールすることが大切です。 

また、浴室や水回りなどは使用した後によく水滴を拭き取って、 湿度が上がらないように気をつけましょう。 湿度を低くすることでゲジゲジやヤスデなど、他の害虫にも 効果が期待できます。 

掃除機や虫取り網で捕獲する

カマドウマを室内で発見した場合、駆除したいが殺虫剤は使いたくない、手にも触れたくないという人にオススメなのが掃除機で吸引する方法です。

吸い込んだ時にカマドウマが引っかからないように、大きめのノズルに差し替えて作業しましょう。 掃除機を使うことに抵抗がある場合は、持ち手の長い虫取り網を使用すれば手に触れることなく捕まえることが可能です。

ゴキブリ用の粘着シートを使用する 

カマドウマの駆除で意外に便利に使えるのが、ゴキブリ用粘着シートです。カマドウマが発生しやすい場所や通り道と思われる場所に、置いておくだけなのでとても簡単です。

手に負えない場合は専門業者に依頼するのもあり!

カマドウマの発生がごく少量だったら、 自分で捕えて外に逃がすことである程度は対応できますが、床下に大量発生して壁や床の隙間から這い上がってきたらもう個人の対応では不可能です。

そんな時は迷わず専門の駆除業者に相談または依頼しましょう。プロの業者さんならカマドウマの発生状況や数などに応じて適切に対処してくれるので安心です。 

カマドウマの侵入防止対策と駆除を徹底して、湿気のない清潔な環境を保とう!

大きな体に不気味なフォルム。カマドウマは「害虫」ではないですが、その気持ち悪さから、絶対に家には侵入されたくない不快害虫です。 

カマドウマの侵入を防ぐには、 室外からの侵入経路を徹底的に絶つことですね。水回りなら換気扇や通気口、排水溝の隙間など 壁や床の隙間も点検することが重要です。

また、カマドウマの嫌いな清潔で湿度を低くコントロールされた部屋を保つことが、カマドウマの予防対策になります。

今回の記事で解説したカマドウマの侵入防止対策や、駆除の方法などを参考に湿気のない清潔な環境を保っていきましょう。 


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