知らないとリボ払いで地獄に落ちる!抜け出すための方法も解説!

リボ払いはやるべきではない。といっても、使っている人から見れば、そんなことはないと反論するでしょう。どんなに警鐘を鳴らしたとしても、リボ払いの末路であるどろ沼にはまった人が後を絶ちません。

今回はリボ払いって何どんなに地獄的なものなのか、どうやって抜け出すのかをお話していきます。

目次

リボ払いが危険と認識していますか?

リボ払いの話ですが、さまざまなメディアで危険性がクローズアップされてきました。知っている人も多いかもしれませんが、見落としている部分もあるはずです。

リボ払いを使っていない人は、やってはいけないものという認識で構いません。

リボ払いとは

リボ払いとはクレジットカードの支払い形態の一つです。合法的な方法ですが、利息が高くリスクがある方法と考えてください。便利に見えますが、支払い形態にくせがあります。

クレジットカードの支払い形態は、一括、分割、リボ払いが一般的でしょう。この3つがあるのは、利用している人ならだれでもわかる範囲です。

一括払いは簡単です。使った分を1回の請求で支払う形になります。手数料も発生しないので、安全な方法といってもいいでしょう。実は手数料が発生していないわけではなく、販売側が負担しているだけです。消費者側の負担はない仕組みになっています。

分割とリボ払いは、支払いを分割するのは同じです。ここは何も変わりがありません。分割払いの場合には、何回で支払する蚊を最初に決めています。8回払いといったら、全額を8回でお支払いするわけです。もちろん、利息も発生します。2回払いまでは利息手数料がかからないのが一般的ですが、3回以降は消費者が支払わなければいけません。

実は利息だけ見れば、分割払いもリボ払いもあまり変わ理がありません。ところが、なぜリボ払いはリスクが大きく危険なのかというところになるでしょう。

リボ払いと分割払い

リボ払いは、毎月一定額を支払います。これが問題です。1回の支払いはわかっても、何回で支払い終えるかわかりにくいからです。

10万円の買い物をし多とします。1万円の支払い設定をしたリボ払いを選択しました。利息がなければ、10回払うと終わるでしょう。しかし、現実には利息がかかるため、11回以降の支払いが出てくるのです。ここまでなら、分割払いとそこまで利息は変わらない条件ですが、地獄に落ちるほど怖い落とし穴が待っているのです。

リボ払いで地獄に落ちる

リボ払いで地獄を見るケースとしてよくあるのが、気づいたらリボ払いになってたケースです。なぜこのような事態が起きるのか、不注意では済まない行動が隠れています。

自動でリボ払い?

クレジットカード会社があなたの支払い方法を勝手にリボ払いにできません。当然ですが、クレジットカード会社はさまざまな方法を使ってリボ払いに誘導してきます。

ポイントを多くつけるからリボ払いに誘導するキャンペーンは、典型的なものです。かわいいキャラを使って安全性をアピールし、リボ払いの宣伝をするケースもあります。安心安全を前面に打ち出しますが、地獄への片道切符をぶら下げているにすぎません。

なぜ、リボ払いが地獄への片道切符になるのかが問題です。例えば、毎月1万円の支払い設定にします。よくあるパターンです。毎月1万円なら無理なく払えるだろうと思うでしょう。1万円は、一般的な社会人なら、厳しい金額ではないからです。ここに付け込まれる隙が生じます。

リボ払いでは、毎月支払う金額を設定しますが、返済金額と利息がいくらかというのは決められません。10万円ショッピングをしても、1万円ならまだまだ平気と思います。次の月も便利だから、また10万円使ったとします。20万円分使っているのに、毎月支払うのはまるで魔法のように1万円なのです。

でも、支払っている1万円は、すべて元本を返済しているわけではありません。20万円使えば、元本と利息の割合はどんどん利息に傾いていきます。毎月支払っても、リボ払いで使っていれば、元本は減りにくくなるのです。やがて、ほとんど減らない、返済していない場面が出てきます。1万円という返済額は、魔法どころか地獄への片道切符なのがわかるでしょう。

どんどんと繰り返していくリボ払いの罠

人間の反射的部分としか言えませんが、感覚がマヒしてきます。カードを使っても1万円しか請求されないと勘違いするのです。この安心感の勘違いからも、ずっとカードを使い続けてしまうのが、人間の心理といっていいでしょう。

冷静にならなければいけないのは、リボ払いを続けると、どんどん借入額が増える状況です。知らずに使っていて、簡単に限度額に達するケースも少なくありません。

例えば、毎月2万円使って1万円返済していくとして、元本に返済している金額は1万円ではないことが重要です。利息も含めているので、9000円や8000円しか返済していません。思っている以上に早く、限界に達するのです。これが地獄の入り口といっていいでしょう。

金利なしなら50回なのに実は80回返済

イオンカードを例に計算してみます。あくまでも甘めのシミュレーションです。実際にはもっと泥沼に陥るケースもあるのを理解してください。

限度額50万円の設定です。よくあるクレジットカードと変わりません。1万円の返済の設定になります。

当然50回で50万円に達すると考えるため、返済期間とすれば4年とちょっとです。

利息は0での計算ですので、もう少し長くなるだろうと考えます。いいところ2割足して60回ぐらいと考えるでしょう。

しかし、現実は違います。支払い回数は79回です。返済期間に置き換えると、6年半にも及びます。支払い総額は、利息が約29万円で返済総額は80万円近くになるのです。50万円使ったつもりが、実は80万円も返さなければいけません。

限度額50万円
1回の返済額1万円
利息約29万円
支払い総額約80万円
期間約6年半

これはまだまだ甘い状況なのを理解してほしいと思います。

知らぬ間に上がっていく上限の落とし穴

クレジットカードは、知らぬ間に上限設定が上がっていることがあります。もちろん、本人が全く知らないということはありませんが、気が付いていないだけというケースがあるのです。

リボ払いに関する連絡がきていたのに、認識していない場合もあるでしょう。クレジットカードを3枚持ち、気が付いたら上限が上がっていて、リボ払いを繰り返していたらどうなるでしょうか。確実に破産するのです。

サラリーマンでゴールドカードとかお持ちの人も多くなりました。例えばこうしたクレジットカードで、自動的に上限が上がり、リボ払いになっていたら恐ろしい状況が生まれるのは間違いありません。200万円ぐらいの上限設定になるからです。リボ払いだと知らず、請求書もよく読まない状況で自動的に使い続けていたら、支払いだけでも簡単に破産できるレベルになります。

200万円だけで見ても、毎月1万円ずつなら払いきれるわけがありません。利息だけでも1万円を超える可能性があり、払っても払っても終わることのない地獄が待っているのです。

このような状態までいけば、もう取り返しはつきません。だからこそ、ショッピングすべてがリボ払いになるのは避けるべきです。

リボ払いから抜け出すための方法

リボ払いから抜け出す方法としては、とにかく使わないことです。清算が終わるまでは一切使わない。これがリスクを下げる最大の方法です。

リボ払いの怖いところは、1回いくら支払うかではなく、抜け出せなくなり雪だるまのように転がり大きくなるところにあります。清算が終わるまで使わなければ、リスクは大きくならないのです。

積極的な返済で

対策として大事なことは、積極的な返済です。一部でも返済を進めていけば、その分だけ返済額を小さく抑えられます。

50万円の例で1万円ずつ支払っていれば、79回払い続けなければいけません。積極的に返済すれば、元本自体を減らしていけるのです。この回数はどんどんと減っていくでしょう。

わずか3000円されど3000円の効果

少しずつ節約も必要です。毎日の生活の中で、わずかでも節約できるところがあるでしょう。水道水は嫌だから、毎日コンビニでお水を買って出社する人はいるはずです。この買い物を辞めて水道水にしたら、毎日100円節約できます。20日働くなら、これで2,000円です。

おかし食べてたりするなら、半分にするだけで節約です。1回100円なら、半分で1000円浮きます。

これを返済に回酢と、単純計算ですが1回13,000円返済できるのです。わずかなものだと思うかもしれません。ですが、これが非常に大きな効果を発揮します。

返済方法リボ払い
借入金額50万円
実質年率15.0%
毎月の返済額13,000円
返済回数53回
返済総額695,853円

返済総額をみると10万円も下がります。返済回数も全く違う結果で、金利なしの1万円返済の回数に近づいているのがわかります。53回で終わるのですから、返済負担はかなり軽減されているのです。

理由は簡単で金利が15%です。それが大きな負担であり、先行して元本に繰り入れた結果、これだけ効果が出てきます。先行して返済する意味が見えてくるはずです。

例えば3000円としましたが、もっと返済できれば効果はさらに高まります。今やスマホは当たり前の時代ですが、格安SIMに変えるだけで、数千円の節約になる人もいるでしょう。

たったこれだけで、リボ払いの返済負担を軽減できるのです。地獄のような状態から抜け出すためには、こうした努力もしなければいけません。

できるだけ早く抜け出して

リボ払いは、一度はまり込めば抜け出せなくなります。アリ地獄のように落ちていくことに気が付かなければ、破産するしかなくなるでしょう。そうなる前に少しでも状況を理解し、改善する努力が必要なのです。


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