離婚したら結婚指輪はどうする?おすすめの処分方法を解説

結婚指輪は夫婦の愛の証です。それゆえに離婚した時の結婚指輪の扱いに、困ってしまう方が多いです。「相手に返すか? 売るか、それとも捨てるか...」。

実際、何がベストな選択なのでしょう。 今回は離婚した時の結婚指輪の手放し方とその注意点について紹介します。

目次

「結婚指輪を返したい」と思った時のスマートな返し方

離婚した時の礼儀として、「指輪を元夫に返したい」 と考える方はたくさんおられると思います。 そういった場合のベストな返し方として以下の方法をお勧めします。

結婚指輪を離婚届といっしょに返すのが、いちばんスマートな方法!

返すタイミングとして一番おすすめするのが、離婚届を渡すとき、いっしょに渡す方法です。

この方法なら、結婚指輪と離婚届をセットにして返すことができるので、 相手も違和感なく受け取ることが可能になります。なぜなら相手は自然と離婚届の方に意識が向き、指輪の存在が薄くなるからです。

もし、結婚指輪を単独で送りつけたら、「なんなんだ!ふざけるな」と怒り出すことも考えられます。 指輪を離婚届といっしょに手渡すことで、相手を傷つけずに、 自分もすっきりとした気持ちでいられます。

離婚届といっしょに指輪を返されてしまうことも

しかし、相手によっては捺印済みの離婚届とともに、結婚指輪を強制的に返してくるケースもあります。

しかし、自分としては礼儀を尽くしたということで、あまり気にかけないことです。ずっと手元に置いておくわけにはいかないのですから、プラチナの買取店に売ってしまっても、引け目を感じる必要はないでしょう。 

「無償贈与」となる結婚指輪は、法的な返却義務はありません!

結婚指環は法律的に「無償贈与」に該当するので、返さなくても犯罪にはなりません。離婚すると女性の場合、経済的な危機に立たされる場合が多いです。

特に婚姻生活で主婦であった場合、 夫の収入がなくなるので離婚後の生活が困窮する可能性があります。実家の援助を受けられる人は良いですが、 必要な援助が得られない場合はたとえ結婚指輪でも、お金に変えて少しでも生活に備えたいと思う方も多いでしょう。

「背に腹は代えられぬ」、結婚指輪の返却は今後の経済状況を踏まえた上で冷静な判断をしましょう。

じっさいに離婚した人はどうしてる?

日本国内では3組に1人が離婚しているという現状があります。実際に離婚を経験した方達は結婚指輪をどうしているのでしょう? 

一番多いのは売却

離婚した妻がシングルマザーとなって子供を抱え、金銭的に苦しい生活になっていることが社会問題としてよく取り上げられます。

そういう背景もあってか、 離婚経験者 の結婚指環の処分方法として最も多かったのが結婚指輪の売却です。売却金の主な使い道は預金や生活費になっています。

 結婚指輪を売却する方が多いのは、離婚後に発生する経済的な困窮に備えるという側面がやはり大きいと言えるでしょう。

離婚式で指輪を潰すという方法も

最近では離婚をポジティブに捉えて、「離婚式」というイベントとをして離婚する元夫婦もいます。 離婚式のメインイベントは、2人で協力して木槌で結婚指輪を叩き潰すという豪快なイベントです。

もちろんこの方法には、相手が離婚式に参加することが条件であり、結婚指輪を潰すことに対しても同意してもらう必要があります。

「離婚するんだったら指輪を返せ」と相手が言ったらどうする?

相手によっては「離婚するんだったら結婚指輪を返せ!」と言ってくる人がいます。そんな時はどう対応したらよいのでしょう。

結婚指輪の返却を求められたら、それに応じなければならないのか?

相手と別れる時、離婚するなら「買ってあげた結婚指輪を返せ」と言われたら、返す必要があるのでしょうか? 相手が返せとい言うのだから返すしかないと思うかもしれませんが、 単なる捨てぜりふの可能性もあります。

相手の離婚に対する未練や不満が怒りとなって言動に出ている場合は、実際に指輪を返すことで、さらにキレる場合もあります。

その辺が難しいところで、結婚指輪を返すかどうかは「指輪を返せ」という言葉だけにとらわれず、相手の状況や離婚に至るまでの経過も十分考慮したうえで、慎重に判断しましょう。 

相手の性格によっては絶対に返した方が良い場合もある

稀なケースではありますが 結婚指輪を返さないで放置していると、「離婚したら指輪は返すのが当たり前だ!」と家に怒鳴り込んでくる人もいるようです。

このような人は短気であったりDV 気質を持ち合わせていたりと、性格的にも危険である場合があるので、離婚相手の性格を考慮し危ないと感じたら、 すぐに返却した方がいいでしょう。 

ドライに考えて結婚指輪を売ったり、リフォームして愛用する人もいる

日本で離婚する人は1年間で20万人以上と言われています。しかも、離婚者の半数以上の人が結婚指輪を廃棄しているのが現状です。 

結婚指輪の素材に使われているプラチナや金は、金属としての価値が高く離婚する人の中には「廃棄するのはもったいない」と考える人もいます。 

そんな背景もあり今離婚する人たちの間で、「結婚指輪を売る」あるいは「 リフォームして使用する」という人たちが増加中です。

結婚指輪を「プラチナ高価買取店」に売る 

結婚指輪の素材でもある金やプラチナは、 高価買取を期待できます。 高価で買い取ってくれる店は数多く存在し、最近では結婚指輪や婚約指輪の高価買取専門店なども登場して、 売る側の選択肢も増えているようです。

忙しくて直接持ち込みが厳しいようなら、 宅配便での取引が可能な店もあるので、利用すると良いかもしれません。

しかし、実際の査定価格に期待しすぎないようにしましょう。どうしても私たちは査定金額を購入時の金額と比較してしまいます。いくら高価なものとはいえ時がたてば中古品の扱いになるので、価格を低く見積もられても仕方のないことではあります。

そのギャップにショックは受けたとしても、「これで美味しいものが食べられる」とか、「ディズニーランドに行ける」とか プラスに捉えることが大切です

結婚指輪を好きなようにリフォームする

離婚自体を前向きに捉えて、「離婚相手と歩んできた人生があるからこそ、次の自分の人生がある」 と思うことができれば、 結婚指輪を好きなようにリフォームするにしても、あまり抵抗を感じなくなるでしょう。

ジュエリーショップやリング工房に依頼すれば、シンプルな結婚指輪も見違えるほど素敵な指輪に変身可能です。 生まれ変わった指輪をつければ、離婚後の生活もネガティブに捉えないで、新たなチャレンジと思えるかもしれません。

結婚指輪の処分は自分の納得行く方法で!

結婚指輪は夫婦の楽しい思い出がたくさん詰まっている大切な指輪です。それだけにいざ処分となるとどうしたらよいか迷う方も多いでしょう。

しかし、考え方は人それぞれです。指輪を売却して趣味に使うのも良いですし、ひとつのけじめと考えて相手に返しても良いでしょう。 とにかく自分の取り巻く状況や考え方、経済状況によって対応が変わるのは当然です。 

本記事を参考にして、自分の納得のいくベストな方法を試してみてはいかがでしょうか。


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