室内に害虫を入らせない!虫嫌いの人が自分でできる予防と駆除法を解説

虫が大嫌いで「 絶対に虫を室内に侵入させたくない 」という方にとって、家の中の害虫対策は必須です。

そこで今回は、 室内に生息する害虫を一覧で分かりやすく紹介し、それぞれの害虫の対策や予防法について詳しく解説します。 虫嫌いの方必見の情報満載となっています。

目次

家に出やすい害虫の基本対策3つ

室内の害虫対策には、以下の3つの対策が基本になっています。 

● 室内を常に清潔に保つ

● 害虫の侵入を防ぐために家屋の隙間をなくす

● 害虫駆除用の薬剤や予防用のアイテムを使う

上記の3つの対策が柱となりますが、個々の害虫によっては発生の要因や予防法が異なる部分もあります。

室内に出没する害虫はこれだ!(害虫一覧)

まずは室内に出没する害虫を分かりやすく一覧で一挙に紹介しましょう。 一覧では害虫ごとにその「危険度」「増えやすさ」「遭遇しやすさ」の観点から対策の目安がわかるように記載していますので参考にしてみてください。

家に出る害虫一覧

害虫名対策の優先度人体への危険度増えやすさ 遭遇しやすさ 
ゴキブリ
シロアリ高(木造)
ハチ非常に高い
ダニ
ハエ低い
コバエ低い
ノミ
クモ低い(セアカゴケグモのみ高い)
ムカデ
ヤスデゲジゲジ
カメムシ

室内に生息する害虫がこんなに多くいるとは驚きですね。 次は個別の害虫についての対策や注意点について見ていきましょう。

優先度が高い害虫について

「  ゴキブリ  」 

ゴキブリは餌となる食べ物のカスがあるところ、湿気のある所や暗がりに生息しますので、 キッチン周りや洗面所、トイレなどゴキブリが住みつきそうなところを日頃から清潔に保つことが重要になります。

ゴキブリの侵入口としては、換気扇の隙間などが考えられるます。そういった場所は防虫ネットをかけておくと効果的です。 また、ゴキブリの苦手なハーブを利用するのも有効です。 

ゴキブリは病原菌を媒介するので注意が必要です。また、 一度巣を作ってしまうと爆発的に増加する危険性があるので、そういった場合は害虫駆除の専門業者への依頼も検討しましょう。 

「 シロアリ 」

シロアリが生息するのは、湿気のある土と餌になる木材が豊富な場所です。日本家屋の多くは木造なので、シロアリにとっては格好の住処になります。特に基礎となる木材の部分への被害が深刻です。

建物の木造部分を食い荒らすシロアリは、その被害程度によっては建物の崩壊を引き起こす恐れもあります。 基本的な対策としては、 家に湿気をためないことと専門業者による定期的な点検による早期発見が重要になります。

またシロアリ専用の薬剤(忌避剤)を使い、寄せ付けないようにすることも有効です。 シロアリ被害は、被害が大きくならないと気がつきにくいという特徴があるので、とにかく早めの対応を心がけましょう。

「 ハチ 」

ハチの中で特に危険なのは毒性の強いスズメバチです。 屋根の軒の部分や、ベランダに設置してある室外機などに巣をつくることが多いです。

ハチが巣を作りそうなところにあらかじめエアゾール剤を塗布しておきましょう。 蜂は毎年同じ場所に巣を作る習性があるので、1度巣を作っている場所には念入りに塗布するようにしてください。

また、すでに巣を作られてしまった場合には危険ですので、専門の駆除業者に依頼して対応をしてもらうようにしましょう。

スズメバチは近寄ると積極的に人を刺すだけでなく、アナフィラキシーショックで死亡する可能性があるので絶対に近づかないようにしてください。

「 ダニ 」

室内にいるダニは、非常に小さく 0.3 mm ほどの大きさで肉眼ではほとんど見えません。 ダニが生息しやすい場所としては下記の場所が挙げられます。

●  寝具( 布団やマットレスなど)

● カーペット

● ソファー、クッション

● 畳

大量発生すると刺されたり、アレルギー疾患の原因にもなりますので注意が必要です。 湿気のあるところを好み、人の出すフケやアカ などを餌にしているので、 枕や布団などの寝具は 定期的に洗濯乾燥をするようにしましょう。

優先度が中程度の害虫について

「 ハエ・コバエ 」

ハエやコバエは、食べかすや糞便を餌としている衛生害虫であり、不快害虫でもあります。 一匹のハエで数百匹の卵を生むので、 放置すると大量発生します。 

腐った生ゴミに集まってくるので、キッチン周りのゴミなどがたまらないように普段から清潔にしておきましょう。ハエはOー157やサルモネラ菌などの病原菌を保持していて、 小さくても危険な害虫ですので注意が必要です。

「  」

蚊は水溜まりがあれば手当たり次第に卵を産むので、 家の周辺やベランダ、庭などに水溜まりがあれば、埋めるなどして水溜まりを作らないようにしてください。夏場は蚊取り線香や虫除け用の薬剤を使うのも有効です。

また、蚊はウイルスによって「ジカ熱」や「日本脳炎」などの感染症を引き起こす 可能性があります。 特に予防接種の完了していない子供には特に注意が必要です。  

「 ノミ 」

ペットを飼っている家では特に注意が必要な害虫です。 家具の下や隙間など暗く湿ったところを好み、ペットが好きな床や絨毯、ソファーなどにも生息します。 繁殖力がとても強く ペットの犬や猫にノミがいたら、既に大量発生しているかもしれません。

ノミは吸血性があり人を刺して吸血します。刺されると腫れたり痒みの症状が出たり、 時には感染症を引き起こします。 ペットに対してはノミよけの薬剤を使って予防しましょう。 

「 クモ 」

毒蜘蛛を除けば、クモのほとんどは無害で、 害虫を捕食する益虫とされています。ただし、その見た目の印象が悪いので、 多くの人(特に女性)が嫌う昆虫です。

ただし、セアカゴケグモ(黒く背中に赤い模様のある蜘蛛)は、 猛毒を持っているので危険です。ピレスロイド系の殺虫スプレーで駆除できます。

「 ムカデ 」

ムカデは夏に活動的になり、餌となるゴキブリやノミなどなどを求めて隙間から家に侵入してきます。 動きが機敏で人を噛むこともあり、ハチに似た毒を持っているので腫れやかゆみ、 発熱や吐き気をもよおす場合もあります。

稀にアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので、 酷い場合には病院に行きましょう。

ムカデは室内にいる虫を餌としているので、 まずはゴキブリやノミなどの害虫を駆除して、ムカデの餌が ない状態を作りましょう。家の隙間を塞いだり、専用の薬剤を使うことも効果的です。

優先度の低い害虫について

「 ヤスデ・ゲジゲジ 」

ヤスデやゲジゲジは、直接的に人間に被害を与えることはありません。 ただその見た目の不気味さから不快害虫と言われています。小さな隙間があれば家に侵入してくるので、隙間を防いだり専用の薬剤で対策をとりましょう。 

「 アリ 」

アリは雑食性で室内にある食べカスなどを求めて、どんな小さな隙間からでも室内に侵入してきます。 噛む場合があるので駆除する場合は直接触れずに駆除しましょう。

身近なもの使った駆除方法として、重曹を使う方法があります。 重曹を食べやすいように粉砂糖と混ぜて与えると重曹を食べたアリは死んでしまいます。アリの巣の前や出入り口にセットしておけば効果的です。

「 カメムシ 」

日本全国各地 に広く分布するカメムシ。 刺激を受けると悪臭を放つことで有名です。 自然豊かな場所で見つけやすく、野菜や草木、果樹など多くの植物につ付きます。家にガーデニングなどがある場合は、食害も含めて注意が必要です。

 白色系の色を好むカメムシは、天日干しの洗濯に付いてそのまま室内に入ることがあるので、家に入る前に目視でチェックしたり叩くなどして入れないようにしましょう。

虫を寄せ付けない環境づくりを徹底しよう。

引用元:DUSIKN/害虫駆除サービス

家に住みつく害虫たちの発生を防ぐには、虫を家に寄せ付けない環境作りが最も重要です。 具体的には「虫が家に入ろうとしない環境を作ること」と「虫が入りにくい環境を作ること」です。

● 虫が家に入ろうとしない環境を作る

害虫が室内に入ろうとするのは、餌の匂いに引きつけられるからです。 室内に害虫の餌となる「食べかす・生ゴミ・埃」を徹底的に排除し、室内環境を常に清潔に保ちましょう。餌の匂いのしない室内には虫は寄り付きません。

● 虫が家に入りにくい環境を作る

虫の侵入経路となる家の隙間を残らず埋める対策をしましょう。「 換気扇・排水溝・エアコンのホース・網戸のほつれ・壁の亀裂」など、見逃さずに隙間対策を実施してください。侵入経路がなければ害虫は入ることができません。

自分でできる対策を万全にして害虫の発生を防ぎましょう。しかし、万全の対策を実行して周囲の状況によっては、害虫が発生してしまう場合もあります。そんな時には専門の害虫駆除業者に相談したり依頼することも検討しましょう。


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