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ナメクジを退治するには? 駆除と予防方法を詳しく解説

雨が降り続きじめじめしてくると、どこからともなくナメクジが大量に発生し、大切なガーデニングや花壇の草花を食害することがあります。

今回の記事は「 ナメクジを撃退して被害を抑えたい」「影響が出る前に予防したい」と考えている方に向けて、ナメクジの予防と駆除の方法について解説します。 

ナメクジは、そもそも虫なのか?

ナメクジは、体長が4~6cm程度の大きさの軟体動物で巻貝の一種で昆虫ではありません。

私たちの知っているナメクジは、巻貝の貝殻の部分が退化したもので「ナメクジ科」に属します。

一年を通じて発生し、 湿度の高い梅雨時期の(4~6月、9~10月)に大量に発生する恐れ

があります。 日本にいるナメクジは、 花壇やガーデニングの草花に発生することが多く、種類としては次の4種類です。

<日本の主なナメクジ>

●  ナメクジ

● チャコウラナメクジ

● ナマナメクジ

● ノハラナメクジ

カタツムリとの違い 

ナメクジとカタツムリは、同じ 「軟体動物腹足網有肺類」に属しています。カタツムリとナメクジが外見的に違うのは、殻の有無だけです。カタツムリには殻がありますがナメクジには殻がありません。

つまり、ナメクジはカタツムリのグループに属していて、カタツムリから殻が退化してできた種類がナメクジということです。

どちらも塩をかけると縮むのか? 

子供の頃からナメクジに塩をかけると溶けるという話を、誰しも1度は聞いたことがありますよね。 

実際に小さい頃に試した人も多いと思うのですが、 この現象は溶けるわけではなく、塩をかけた時の浸透圧の働きによって体が縮んでいるだけです。生物学的に同種であるカタツムリも、塩をかけると体が縮みます。

ナメクジが被害を与える植物たち

ナメクジは、畑の野菜やガーデニングなどの草花に対して食害を引き起こします。好むのは軟らかい花びらや葉、茎、蕾(ツボミ)の部分です。また、キャベツやレタス、きゅうりなどの野菜にも被害を与えます。

ここではナメクジの被害に遭いやすい代表的な植物を解説していきましょう。

バラの被害

バラが蕾の段階で丸く穴を開けられて葉の内部を食べ進み、最後には芯まで食べ尽くしてしまいます。また、内部だけでなく花びらや葉も食べてしまいます。 

花全般の被害

ナメクジはアジサイの花や新芽を食害します。アサガオは 蕾や花びらが被害に遭いやすく 、花全般としては軟らかい花びらを持つ植物は食害を受けやすいです。

野菜や果物全般の被害 

ナメクジは野菜作り農家の大敵です。 大切に育てたキャベツや白菜、レタスの葉の中央部分まで食べつくし、 きゅうりをやイチゴなどは、表面に丸い穴を開けて中の果肉まで食べてしまいます。

苔(コケ)の被害 

ナメクジはコケの表面を歩き回り、コケの中に入り込んで食害していきます。

多肉植物への被害 

多肉植物は表面がプニプニとした多肉的な葉で構成され、独特のフォルムが人気の植物です。 可愛らしいエケベリアや人気のセダムなどたくさんの種類があります。ナメクジは多肉植物の「葉・新芽・花芽」を食害します。 

サボテンの被害 

ナメクジはとげのあるサボテンであっても、好んで食害します。 サボテンの花芽や株の部分が被害に遭います。

ナメクジに触れたらどうする?

ナメクジで注意しなければならないのは寄生虫の存在です。 ナメクジに触れてしまったら、必ず石鹸で丁寧に手洗いする必要があります。

また、ナメクジの被害に遭いやすいキャベツや白菜、レタスなどの生野菜は必ず洗ってから食べるようにしましょう。 また、ナメクジが這いずっていた形跡があったら、そこに寄生虫が存在している可能性があるので、流水で丁寧に洗い流す必要があります。 

ナメクジの寄生虫の一種である広東住血線虫(カントンジュウケツセンチュウ) の感染による死亡例が、海外や日本の沖縄からも報告されています。もし、触ってしまった時には必ず手洗いをしてください。

ナメクジはいったいどうやって増えるの?

じめじめとした梅雨時期になるといつのまにか大量に発生しているナメクジ。 一体どうやって増殖しているのでしょうか?

ナメクジは卵を産む

ナメクジは産卵によって繁殖します。 また、ナメクジは珍しい雄雌同体の生物で、オスメスどちらでも産卵が可能です。 驚くことに単体でも産卵が可能ですが、その場合は卵が少なかったり、孵化することができなかったりすることもあるようです。

ナメクジの卵は、とても小さく1 mm 程度の大きさです。見た目は綺麗で半透明のビーズのような外見をしています。 1回の産卵で20~60個の卵を生むことが可能で、生涯を通じて200個ほど生みます。

ナメクジの産卵はいつ?

ナメクジの繁殖時期は冬から春にかけてで、産卵後1~2ヶ月で孵化します。 産卵するのは、枯れ葉の裏や植木鉢などじめじめした所です。春ごろから羽化が始まるため 梅雨時期にたくさん見られます。 

ナメクジの被害は事前に予防しよう!

ナメクジの被害は予防対策が重要です。大量に発生する前に、事前の予防策をしっかりとやっていきましょう。

葉にナメクジの痕跡があるか確認する

ナメクジが存在するか否かは、 ナメクジが這いずったあとの痕跡で分かります。ナメクジが這いずった場所は、 縦筋となって白く光り濡れているので発見しやすいです。基本的に夜行性なので、夜に見つかることが多いです。

湿気のある「じめじめした場所」を確認する 

ナメクジは、湿り気のある環境が大好きなので、多湿な環境になりちな花壇の鉢やプランターの下などをチェックしていきましょう。 落ち葉の下なども要注意です。

ナメクジの予防策

● コーヒー殻を撒いておく

コーヒー殻には、ナメクジの嫌がるカフェインを含んでいるので、 コーヒー殻を花壇の鉢やプランターに敷いておくことで予防できます。よく出る場所に、冷めたコーヒーを霧吹きで吹きかけておくのも効果的です。

●  木酢液や竹酢液を利用する

木酢液や竹酢液には、ナメクジに対する忌避効果があります。これらの液を水に薄めたものを、100円ショップなどで売られているスプレー容器に入れて、吹きかけることで撃退できます。 

●  椿油粕を鉢の土に混ぜ込む

ホームセンターなどで売られている椿油粕を使用すると簡単にナメクジを撃退できます。 椿油にはサポニンと言う物質が含まれており、このサポニンの効果によってナメクジの軟らかい体の表面を覆っている粘液を払い出してしまう効果があります。

ナメクジはサポニンによって丸裸にされ体が硬化してしまい、いたたまれず逃げてしまうようです。 使用する際には椿油粕を鉢の土などに混ぜて使用します。

農薬を使ったナメクジの駆除

引用元:Amazon/ナメクジ駆除剤・ナメトール

1匹や2匹なら手袋は使用して人がナメクジを駆除するのも難しいことではありませんが、大量に発生したり、頻繁に発生する時は農薬を使用するのも1つの手段です。

農薬を使わないナメクジの駆除

ペットや子供の健康被害を考えて、どうしても農薬は使いたくないという方には次の方法をお勧めします。

箸をピンセットでつまんで捨てる

大量に発生している時には難しいですが、少数の場合には手袋をした上で箸はピンセットを使って排除したほうが確実でしょう。

 素手でやってしまうと寄生虫感染の危険もあるので、必ず手袋を使用しましょう。そして作業後の手洗いを忘れないでください。

熱湯をかける!

ナメクジの駆除で、最も簡単で確実確実な方法が熱湯をかけることです。熱湯をかけるとナメクジの体内にあるタンパク質が凝固して即死します。 塩をかけることでも同様の効果が期待できますが、土壌に塩がかかるのであまりお勧めできません。

ビール入り殺虫剤を使用

ナメクジはビールが大好きです。 またナメクジの臭覚は鋭いので、ビールの匂いがすれば引き寄せられるようによってきます。

少し深めの容器の中に飲み残しのビールを入れて、 殺虫剤を混入したものを庭に置いておきましょう。 ビールの臭いに集まってきたナメクジを駆除できます。

ナメクジが好む環境を作らない!

ナメクジの発生を放置してしまうと、庭で大切に育てた草花の見た目を害したり、 畑の野菜を駄目にしたりしてしまいます。また、寄生虫の影響による健康被害も心配ですね。 

重要なのは被害が出る前に、湿気や水たまりなどを取り除きナメクジが好む環境を作らないことです。 

また、あらかじめナメクジが嫌いなもくず液や血液などで寄せ付けないように工夫することも重要です。大切な野菜や草花を守るために、事前の準備は怠らないようにしていきましょう。