室内でムカデが発生した際の駆除方法は? ムカデを侵入させないための予防法も解説

室内で発生する害虫の中で、最も嫌われる害虫の代表格でもあるムカデ。 そのビジュアルから多くの人が気持ち悪さを感じることでしょう。 しかも、ムカデは毒を持っているため刺されると激しい痛みに襲われ、患部はパンパンに腫れてしまいます。

まれなケースでは命にかかわることもあり、 家の中でムカデを発見したら速やかに駆除する必要があるでしょう。 今回の記事では、ムカデを発見した場合の駆除方法や、室内への侵入を予防する方法などについて解説します。

目次

遭遇したくない害虫!ムカデの発生する時期や場所と被害

見た目がインパクトのある気持ち悪さと、強い毒性を持つことで遭遇したくない害虫の代表格であるムカデ。ここではその生態や発生時期、被害などについて解説していきましょう。

ムカデの生態

ムカデを見た目からヤスデと間違えられるケースが多いですが、見極める特徴としては、ムカデには1つの体節から一対の脚しか出ていないところでしょう。

体長は4mmと小さいものから30cmと大型なものまでありますが、多くのムカデは1~10Cm以内に入ります。

ムカデは漢字名では「百足」足と書きますが、その名前の通り体節と脚の数が多いのが特徴で、種類によって15、30、170対など様々です。 また、ムカデは目が退化してほとんど見えないため、触覚に頼って生きています。

ムカデは肉食性の虫で、小さな昆虫やミミズ、蜘蛛などを捕食しています。ただし、虫の死骸は食べません。またムカデの大きな特徴の一つとして、動きの俊敏性があります。普段はじっとしていますが、動くとなるととても素早いのが特徴です。

生息環境としては暖かい場所を好み、気温が18度を超えると活発に動きだします。しかし、一方で冷たいところでは動きが鈍化し、10度以下で完全に動きが停止します。

ムカデの発生時期と発生場所

ムカデは春から秋にかけて活動し、北海道を除く全国各地に生息しています。繁殖時期は5~6月頃です。この頃に特に発生しやすくなります。

ムカデの成長期にあたるのは、9~10月頃で、この時期に大きく成長したムカデを見かけることが多いです。そして冬になるとムカデは冬眠します。

ムカデは湿気があって狭くて暗いところを好み、日中は落ち葉や石の下などに潜んでいますが、夜行性のため夜になると表へ出て餌を求め活発に動き始めます。 

室内害虫でもあるムカデは、家の中では畳や床の下や、屋根裏、お風呂場やキッチンなどによく出没しますが、家の中でムカデを見かけたら不用意に近づかないようにしてでください。

誤って触ってしまうと噛まれて痛い思いをするだけでなく、毒を持っているため非常に危険です。

ムカデの被害

ムカデはとても攻撃性が強い害虫で、 機敏で動きが早いため油断した瞬間に噛みつかれるケースもあります。

噛まれると強い痛みとともにその部分が炎症を起こし、腫れる場合があります。ムカデの赤ちゃんも成虫に比べれば少ないですが、毒を持っているので油断は禁物です。

ムカデはたくましい生命力を持っていて、 頭部がちぎれた状態であってもしばらくは生きています。 死骸のように見えても、直接手を触れないように気をつけましょう。

ムカデの毒性については、まれに死亡例はありますが、ほとんどのケースでは重篤となることはありません。

もしムカデに噛まれてしまったら?

もしもムカデに噛まれてしまった場合、迅速に且つ正しい対応することが重要です。噛まれた際の対応方法と注意するポイントは以下のようになります。

ムカデに噛まれた時の対応方法

1.すぐに水で患部をしっかりと洗う

ムカデに噛まれたら、すぐに水でしっかりと患部を洗い流しましょう。 お湯で洗い流す方法が紹介されている場合もありますが、お湯で行うと血流が良くなってしまうので、かえって毒が体内に回りやすくなってしまいます。

2.薬を塗る

十分に患部を洗い流した後は、ステロイド軟膏(抗ヒスタミン成分を含む) 塗ってください。少し経過観察して、腫れが引かないようであれば早急に病院に行って診察してもらいましょう。

● 毒を吸い出してはいけない!

よく映画やテレビなので「毒を口で吸い出すシーン」などを見かけますが、この対処法は非常に危険です。 毒が直接口の中に入ってしまうので、口内の炎症、腫れや嘔吐、呼吸障害といった危険な症状につながりかねません。

口内に傷があった場合は、そこから毒が広がり悪化してしまう可能性もあるので、毒を口で吸い出す行為はやめましょう。

ムカデの室内侵入を防ぐ方法とは?

引用元:DUSIKN/害虫駆除サービス

そもそも、ムカデの家の中への侵入を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。ここではムカデの侵入を防ぐ対策 をいくつか紹介します。

家にある隙間を塞いでムカデの侵入経路をブロック!

ムカデはわずか数ミリの隙間を見つけて、家の中に侵入してきます。ドアや窓は開けっぱなしにしないでこまめに閉めましょう。網戸からの侵入も考えられるので、隙間や破れなどがないかよくチェックして下さい。

また家の周囲に落ち葉などがあると、ムカデの隠れ家になりやすいので定期的に掃除をすることをお勧めします。

ムカデの餌となるゴキブリを駆除する

ゴキブリは、同じ嫌われ害虫であるムカデの格好の餌となります。ムカデのごちそうであるゴキブリを排除することで、ムカデの侵入を抑えることができるでしょう。

庭に生息するミミズや蜘蛛、コオロギなどもムカデの餌になるので、定期的な手入れや掃除をして、ゴキブリを寄せ付けないようにしましょう。

ムカデ駆除のおすすめのアイテム!「ムカデ撃滅」をご紹介!

引用元:Amazon/ムカデ取り撲滅(捕獲機)

ここではムカデの侵入を薬剤で防いだり、 捕獲して駆除する対策として、市販されている 「ムカデ撲滅」シリーズを、3つのタイプ別に紹介したいと思います。

ムカデよけ撃滅【置くタイプ】

室内に設置するだけでおよそ3ヶ月間くらい期間、外から室内への侵入を防ぐことができます。 ムカデが嫌う忌避剤を使用した予防タイプです。

殺虫成分は使用していないので、子供さんやペットのいる家でも安心して使えます。使い方は置くだけでよいのが便利ですね

ムカデよけ撃滅【捕獲器】

ムカデ専用捕獲機としては日本で唯一のアイテムです。 ムカデが強烈に入りたくなってしまう誘引剤で引き寄せ、一度捕獲器に入ってしまうと二度と出られないしくみ(粘着構造)になっています。 

化学殺虫成分を含んでいないので、どこに置いても安心です。家の周辺にも使えるのも便利ですね。

ムカデ撃滅【殺虫スプレー480mℓ】

ムカデを瞬間0.1秒でノックダウンさせることができる殺虫スプレー剤です。スプレーした瞬間にムカデを凍らせることができます。 ジタバタして動くようなことがないので、安心して駆除できるところがいいですね。

ムカデがよく侵入してくる入口にスプレーしておけば、およそ3ヶ月間侵入させない効果があります。隙間にもスプレーしやすいノズル付きです。ムカデが怖すぎて、見るのも触れるのも嫌すぎる方におすすめです。

ムカデの発生に困り果てたら専門の駆除業者に相談しよう!

引用元:DUSIKN/害虫駆除サービス

ムカデは一度駆除しても、また再発生してしまうケースが多い厄介な害虫です。 ほんの小さな隙間があれば室内に侵入してきまし、庭や家の周囲の環境にも強く影響されます。

何度駆除しても再発を繰り返すようなら、深い知識と経験のある専門の駆除業者に相談することをお勧めします。専門業者が家の中や周辺の環境分析をした後で、適切なアドバイスや駆除対策を教えてくれるでしょう。 


Warning: Division by zero in /home/happylaugh/happylaugh.jp/public_html/magazine/wp-includes/comment-template.php on line 1518