楽天電気は一人暮らしでも安くなる?特徴や料金、メリット・デメリットをご紹介

家計を圧迫する固定費 、とくにアパートやマンションで一人暮らしの方には、割高な電気料金に頭を抱えることもあるでしょう。

楽天でんきは電気の基本料金が0円です。一人暮らしの方の電気料金の節約に大いに貢献でできるのでしょうか?

今回は、楽天でんきの特徴や料金プラン、メリット、デメリットについて解説していきます。

目次

楽天でんきってどんな会社?

楽天でんきとは、楽天エナジーが提供し楽天モバイルが販売する電気事業サービスです。

楽天エナジーは、楽天でんき以外にも 楽天ガス、楽天でんきBusinessなど 、一般家庭から大規模施設まで、多くのお客様にエネルギーを供給しています。

楽天でんきは、基本料金が0円という驚きの料金プランで注目を集めています。 サービス対象エリアは、 一部の離島を除くほぼ日本全国を網羅しています。また、楽天でんきと契約すれば電気使用料金で楽天ポイントが付与されるので、 楽天市場で買い物をすることが多い楽天ユーザーには超おすすめです。

楽天でんきの料金プランは2つ!その内容は?

楽天でんきの料金プランには、一般家庭向けの『プラン S 』と、 事業者(商店や事業所)向けの『プラン M』 の2種類があります。

『プラン S 』と『プラン M』ともに、基本料金が0円電力量料金は一律(エリアごと)に設定されています。

対象エリアは次の表のようになります。

対象エリア契約アンペア
プラン S(一般家庭) 九州、北陸、中部、東京、東北、北海道:従量電灯B相当。  30~60A
プラン M(事業者)九州、北陸、中部、東京、東北、北海道:従量電灯C相当。 6kVA~49kVA

一般家庭用『プラン S 』エリア別電気料金の詳細は?

家庭用『プラン S 』のエリア別の電気料金の詳細は次の通りです。

電力エリア基本料金税込みの従量料金(?円/kwh)
北海道  0円  31.00
東北  0円  27.50
東京  0円  27.50
中部  0円  27.50
北陸  0円  23.00
関西  0円  23.50
中国  0円  25.50
四国  0円  25.50
九州  0円  24.50

楽天でんきの電気代が予想以上に高くなってしまう!2つのケース

楽天でんきの料金設定プランは『基本料金が0円、電力料金は一律』のため、電気使用量が実質的な電気料金になります。

そのおかげでこれまで、使用量が少ないのに割高だった1人暮らしの方でも、電気代を安く節約できます。

しかし、楽天でんきでも電気代が思った以上に高くなってしまうケースがあります。その典型的な二つのケースを紹介しましょう。 

(1)料金プランが、家庭の電気の使い方に合わない

楽天でんきの場合、ご自宅のエリアや月ごとの電気の使用量によって、電気代が高くなる場合があります。

北海道・東北・東京・中部・北陸・九州 に住まいがある方で、旧の一般電気事業者(従量電灯 )に契約されている方は、 楽天でんき『プラス S』 に乗り換えるだけで料金が安くなります。

しかし、関西・中国・四国・沖縄エリアの方は、 毎月の電気使用量によっては楽天でんきの方が高くなるので要注意です。

(2)年々値上がりする再エネ賦課金が影響している

再エネ賦課金とは、電気料金の一部で「固定価格売買制度」 によって決められており、 電力の買取費用を電気の使用量に応じて、お客様に負担していただく制度です。

この再エネ賦課金が2012年から年々値上がりしていて、 2020年度で『2.98円/kwh』 となっています。月平均の電気使用量が300kwhの家庭を例にすると、 894円/月 の負担になります。 

楽天でんきのメリットとデメリットは何?

楽天でんきの最大のメリットは基本料金が0円であるということです。そのおかげで電気使用量の少ない一人暮らしの方でも、従来よりも電気代を安くすることが可能です(1部地域を除く)。

ここでは楽天でんきのメリットとデメリットについて説明していきます。

楽天でんきのメリットは、ポイント還元

楽天でんきの大きなメリットの一つは、楽天ポイントが貯まることです。 楽天ポイントは以下の内容でポイントが付加されます。

・電気料金の支払い200円で、楽天ポイントが1ポイント
・電気料金を楽天カード支払いにすると、電気料金100円につき1ポイント
・楽天電気の契約期間中は、楽天市場での買い物時に ポイントが『 プラス0.5倍 』。

日頃から楽天ポイントを貯めている楽天ユーザーには 、とても魅力的ですよね。

楽天でんきのデメリットは、プランの選定

電気料金がお安くできる『プラン S 』でも、エリアによって高くなる場合があります。 

次の電力エリアは、プラン S の方が電気代が高くなりますのでご注意ください。

『プラン S 』でも電気電気料金が高くなってしまう地域

お住いの地域(エリア)電気使用量が下記に該当する場合
関西電力   17~188kwh/月
中国電力   14~261kwh/月
四国電力   26~276kwh/月
沖縄電力   43~312kwh/月

電気の使用量は年間を通して一定ではなく季節によっても異なります。 上記の表のエリアの方は、1年間の月ごとの使用料をあらかじめ確認しておきましょう。 

楽天でんきの口コミ・評判は?

ここまで楽天でんきの料金プランやメリットデメリットなど詳しく解説してきましたが、実際のユーザーがどんな感想を持っているのか気になりますよね。

実際にネットでの口コミを調べると圧倒的に良い評判が多いのですが、中には悪い評判もあります。そこで、実際にどんな評判 なのかネット上の口コミを見ていきましょう。

★★★★★良い口コミ(星5つ)

1)★★★★★ 楽天でんき『プラン S 』 で、テレワークも快適!

 夫婦で共に仕事でテレワークをよく利用しているので、電気代も馬鹿にならないと思っていましたが、「楽天でんきのプラン S」 にしてから 年間15,000円以上安くなりました。

支払いを楽天カード払いにしてるので、楽天ポイントが倍増えてすごくお得感があります。電気は日常的に利用するので、楽天電気はメリットが大きいと感じます

2)★★★★★ 楽天でんきにしたら、電気が安くなった!

私の家は家族3人で夏はクーラー、冬は暖房を常時使用しています。 そのため夏と冬の電気代が高く月額で10,000円以上はかかっていました。 おかげさまで楽天電気に変えてからは通年で10,000円を超える月はなくなりました。

春と秋についてはエアコンは使えませんが、それでも電気代は月額7,000円を超えていました。しかし楽天電気に変えてからは4~5,000円程度に収まっています。正直ここまで安くなるとは思っていなかったので、本当に変えて良かったです。

3)★★★★★ 楽天でんき0円尽くしに驚いた! 

楽天でんきに乗り換えてみてびっくりしたのが、基本料金が0円 ということです。これまでにいくつかの電力会社を利用してきましたが、基本料金が0円の会社なんてどこにもありませんでした。おまけに工事費も無料なんてびっくりです。

4)★★★★★ 楽天スーパーポイントで支払いできるのがうれしい! 

楽天でんきの最大のメリットは楽天スーパーポイントで支払うことができるところです。この仕組みのおかげで月の電気代を節約できました。電気代は家計費の中でも大きな負担になっているので、少しでも節約できるのが嬉しいです。

★ 悪い口コミ(星1つ)

1)★ 引っ越しの時にめちゃくちゃ大変です!

楽天でんきを3年ぐらい利用していました。1ヶ月前に引っ越し手続きをお願いしましたが後ほど連絡しますと言われただけで、引っ越し前日まで連絡が来ませんでした。 結局引っ越し前日に新しく手続きをすることになりました。

電話対応ができないのと、 メールを1時間おきぐらいしなければならなかったので手続きに1日近くかかってしまいました。メールの内容も高圧的で命令口調でした。 私はもう利用したくありません。

2)★ オール電化の場合はよく考えた方がいい!

楽天でんきの電気料金のシュミレーションをしたら、今までよりも安くなる結果が出たので関西電力から楽天でんきに乗り換えました。 ところが昨年と使用量はほぼ変わらないのに2,000円ほど高い請求が来ました。

そんなことはあるのかと詳しく調べると、関西電力はオール電化割引というものがありました。それがかなり割引に貢献してました。オール電化の人はよく調べてから決めた方がいいですね。

楽天でんき以外で「一人暮らしにおススメ」の電力会社はこれ!

楽天でんき以外にも、一人暮らしにおすすめの電力会社はいくつかあります。 ここでは代表的な三つの電力会社を紹介します。

Looopでんき(エネチェンジ限定特典あり)

ループ電気(株式会社ループ)は2011年に設立された新電力会社です。東日本大震災の被災地向けに太陽光発電を設置するボランティア活動から誕生しました。

全国に1,500箇所もの太陽光発電所を保持しており、その特徴は自然エネルギーの 高い電源構成を持つことです。環境に優しい自然エネルギー(再生可能エネルギー)を、使用したいと考える方はループ電気がおすすめです。

エネチェンジでループでんきの対象プランに申し込まれた方は、 Amazon ギフト券6,100円分がもらえます。(2021年5月18日まで)

エルピオでんきの『おうちプラン』がお得!ループ電気の『おうちプラン』はなんと、楽天でんきと同じで基本料金が0円、電力量料金が一律です。しかも、 電力量料金は楽天でんき『プラン S 』 よりも『おうちプラン』の方が安く設定されています。

HTBエナジーの『ウルトラシリーズ』がお得!

HTB エナジーは2015年に設立。長崎ハウステンボスから生まれた会社です。官公庁や法人、テーマパークへの電力供給実績があります。

HTBエナジーの『ウルトラシリーズ』は、 月ごとの電気使用量がすくない(20~40A)の 家庭向きのプランです。基本料金または、最低料金及び電力料金が、 従来の一般電気事業者の 料金(従量電灯)の単価から 一律に割引されています。 

HTBエナジーの『ウルトラシリーズ』に切り替えることで、お得感、節約感を満たすことができるでしょう。 供給できるのは沖縄・九州・北陸・中部・東京・東北エリアです。

おうちの電気料金を見直そう!楽天でんきで賢く節約

2016年4月1日から、電力の小売り自由化が始まりました。 それまで大手電力会社の独壇場であった「電力の小売り」に市場競争のもと、消費者が自由に電力会社や料金プランを選べるようになったのです。

こそ、一人暮らしの方はもちろん、節約して固定費をなんとか抑えようと考えている方は、楽天でんきなどの新電力の申込みを検討しましょう。


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